「すべての人が正しく安全で効果的なアスレティックライフを楽しめるように」日本アスレティック医科学協会
◆プロトレーナーの能力
アスレティック医科学の分野の全ての知識技術保有はもちろんですが、トレーナーとしてその業務をする際に種々のエクササイズをただ並べて運動させることだけではなく、その前にまず対象者の身体機能の「現状をしっかりと認識」(評価)把握してから、その現状をふまえて「改善のための処方」をすることが重要です。
どこかどのようにどうなっているのか。ゆえにどこをどのようにすればそれが改善されるのか。この技能を保持していることが、本当の正しい運動を指導するプロトレーナーの大きな要素です。
その評価に基づいて、改善のための処方(運動・栄養・休養)をします。
それを継続して実行させて、身体をより良くしていきます。現在、どの程度肥満なのか?現在どの程度の体力なのか?どのような内科的な要因を持っているのか?どのような整形外科的な要因を持っているのか? その中で、最も必要とする能力は、身体の整形外科的変異を見つける整形外科的現状評価(メディカルチェック)の能力です。 身体を現状より、より良くするためには・・・
評価; physical functional assessment
まず現状の整形外科的な種々様々な運動をおこなう前に、まずは必要なことは現状の把握です。HOPSの技術を用いて、整形外科的な身体機能を評価します。
身体機能の評価といっても、ただ体力測定をおこなったり、体組成計で体組成をみるのではありません。
プロトレーナーの技術(徒手)により、身体の機能を検査し、そして評価するのです。
●HOPS;
●History/聴く
●Observation/視る
●Palpation/触れる
●Special & Stress Test/特殊テスト
の四位一体の検査法で身体機能を評価します。
改善のための処方; prescription for physical improvement
人間の身体をより良い方向に正しく変化させるためには、運動が必須です。しかし、運動をするだけでは、身体は効率よく効果的により良い方向に変化していきません。それには、運動だけではなく、
●運動(トレーニング)
●栄養(ニュートリション・サプリメント)
●休養(レスト・ケア)
の三位一体の処方(計画と実行)が必要となります。
各個人に合った、三位一体の処方をし、より良い身体の改善へと結びつかせることが大切です。
SOAP;
●Subjective/主観的検査
●Objective/客観的検査
●Assessment/総合評価
●Plan/計画・実行
を定期的に行うことで、身体状況に応じた処方を行い、身体の改善を継続します。
コーチング;Coaching
知識・技術を基に正しい指導を行い、継続をサポートし、目標達成に導く。
このような、能力を保有する「プロフェッショナル・トレーナー」を養成し認定をします。
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